今日は緊急対応について少しお話ししたいと思います。
緊急事態対応は店長の5大職務の一つでしたね。（マネージャーの5大職務参照）
緊急対応にもいろいろありますが、ここでは
機器が動かない時
ガスが止まった時
水が出ない時
こんな時にどうするかみんなで知識を共有しましょう。
これを読めば、上記の緊急事態時に動ける
最低限の知識が得られると思います。
これから店長になる人、店長なりたての人が
慌てず対処できたらうれしいです。
機器が動かない
店舗には様々な機器があります。
皆さんお分かりのとおり、料理を作るキッチン内にほとんどの機器があります。
急に止まったら調理できなくなるため、かなり焦ります。
でも焦ってしまうのは対処法を知らないから。
基本的な事を確認すれば大抵復旧します。
機器が動かない時の確認手順
動かない原因を確認する
1. 本体がダメなのか、電気が来てないのかを調べる
1）別のコンセントに差し込んでみる
2）動く
ア）元のコンセントに電気が来てないことが分かる
イ）ブレーカーを見る
3）動かない
ア）故障の可能性高い
イ）修理依頼する
2. ブレーカー復旧の仕方
※前提として機器ブレーカーの場所は把握しておいてください。
1）配線用ブレーカーを全部OFFにする
2 ）漏電ブレーカーのつまみを下まで下げる
3 ）その後、上まで上げてONにする
4 ）配線用ブレーカーをひとつずつONにする
再びブレーカーが切れたら、その回路に漏電の原因がありますので、
漏電ブレーカーが切れた配線用ブレーカーをOFFにする
5） 1〜4を繰り返しても復旧しないブレーカーがあったら修理を依頼する
ブレーカー復旧させるにはこんな手順でやってみます。
ここまでやれば、修理を依頼する時、どの機器でどの系統かがわかるので
業者が修理しやすいです。一度の訪問で修理が完了しやすくなります。
修理完了まで機器が使えず、作れないメニューが
あったら必ず店内で情報共有してください。
そして、お客様がご来店時に説明しましょう。
「ただ今機器の故障で◯◯がオーダーストップとなっていますがよろしいでしょうか。
申し訳ございません。」
ガスが止まった
コンロの火がつかない、お湯が出ない時はガスが止まった可能性があります。
こんな時はガス遮断弁を復旧させます。
最近は地震が多いので止まった経験もあるのではないでしょか。
ガス遮断弁の復旧手順
1. ガス機器の元栓を全て閉める
※ガスメーターのガス栓は閉めない
2. ガスメーターのリセットボタンを押す
3. 1〜3分待つ
ガスメーターがガス漏れがないか確認しています
4. 異常がなければ使用できます
ガスメーターは機器によって異なるので必ず説明書は保管しておきましょう。
水が出ない
未だ私は店舗で水が出なくなるといった経験はありません。
それくらいレアケースだと思いますが、知識は入れておきましょう。
断水の原因
災害などによるもの
・老朽化（水道管破裂）
・停電 送水設備の停止
・凍結 水道管破裂
・河川の決壊 水道管破裂
・地震 水道管破裂
このような場合はご近所でも水が止まっている可能性があります。
ご近所の状況を確認してみましょう。
その後、水道局へ問い合わせてください。
機器の故障によるもの
・受水槽の故障
・給水加圧ポンプ（停電による）
災害と原因が違います。
受水槽の給水バルブが閉まっていないか。
開いていても出なければ修理を依頼してください。
給水加圧ポンプが動いていない時も修理を依頼した方が良いでしょう。
人為的に止められるもの
（点検、工事による一時停止）
こんな時は事前に連絡あると思いますが、
なかったら近隣に工事があるか水道局に電話してください。
代金未払い
普通ないでしょう。こんなことで水道が止められていたら、会社を疑いますよね。
水が止まってしまっては営業になりません。滅多にないことですが、
もし復旧しなかったら、お客様に説明しましょう。
来店のお客様へは説明の上、入店をお断り。
今いるお客様へはこれ以上の商品提供ができない旨をお伝えして
理解していただきましょう。
店長自身パニックになりそうですが、店ではどうにもできないことです。
お客様へは正直に説明しお詫びするしかありません。
まとめ
今日のお話しは普段頻繁に起こることではありません。
それゆえ、起きた時はどうしていいか分からなくなります。店舗でできることは
限られますが、確認事項を覚えておきましょう。
また、ガスメーター、水道栓の場所、ガス会社や水道局の連絡先などは
まとめておき、いざという時に分かるようにしておきましょう。
異動時に確認しておくことも大事です。
店舗勤務する皆様のお役に立てれば幸いです。
