マネジメント

飲食店 店長4つの準備業 4つ目ワークスケジュール

マネージャーの5大職務で触れてはいますが、

飲食店店長の4つの準備業はワークスケジュール作成です。

客数予測に対してどういう人員配置で営業に望むかを書かれたシフト表です。

いつ、誰に何の作業をしてもらい、どうやって良い営業をするかが

示されている帳票です。

ただの出勤簿ではなくその日の営業をするための

指示書であることを理解しましょう。

客数予測が決まると当日の作業量が決まります。

作業には難易度があるので、それに応じた人をあてがいます。

その日出勤できる人、できる時間をスケジューリングし、

その後その人に作業を当て込むのではありません。

作成手順

1.従業員の月間勤務スケジュール表を作っておく。

2.この表に従業員の一ヶ月の契約曜日を記載しておく。

3.各従業員のシフト変更願いを月間勤務スケジュールに記載して、

 今月誰が何日、何時〜何時まで勤務できるか表にしておく。

4.日割の予測客数を立てる。

5.時間帯予測客数を立てる。

6.日割の労働時間算出する。

7.一日の労働時間を一時間ごとに割り振る

8.時間帯客数に応じてワークスケジュール作成する。

9.スケジュールを発表したら、従業員からサインをもらう。

ポイント

シフト変更願いをもらった段階で、人員不足曜日、人数を洗い出しておく。

人員不足に対してはあらかじめ、従業員と交渉しておく。

スケジュール発表は週1回、2週間先のものを発表する。

(発表が遅いと他のアルバイトは他の予定を入れてしまいますね)

繁忙期(年末年始、GW、お盆休みなど)は1ヶ月前位からアルバイトのスケジュールを抑えておく。

発表するスケジュール表には作業割り当て、作業指示を記入しておく。

ワークスケジュールのまとめ

ワークスケジュールを毎週2週間先のものが発表すれば、従業員は

予定を立てやすく、働きやすくなります。そして、お互いの信頼関係ができてきます。

予測に応じた人数を揃えるだけでは、満足のいく営業はできません。

人揃えとは、人数×能力です。オーダーしか取れない人で人数を揃えても

オペレーションは成り立ちません。

客数予測、日々のトレーニング、人員不足が生じないための交渉など日々の

積み重ねの結集がスケジュール表となり、お客様に満足してもらえる

体制ができます。

店長になりたての時に「ワークスケジュールさえしっかり発表されていれば店は

動くから、とりあえずこれだけは頑張れ」と言われました。

本当にその通りだったことを思い出します。上記の内容が、

特に新人さんに参考になればうれしいです。

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ABOUT ME
しんぷそん
外食チェーン企業に20年勤務。店長、エリアマネージャーを経て 購買部で仕入れも担当していました。外食業の自分なりの経験や趣味、 について書いていきます。現在は小売業の企業に勤務中。