お店の長である店長は常にリーダーシップを発揮しないと
いい店は作れない。なんて上司から言われたことはありませんか。
店長でなくとも、どんな組織でも長である人はリーダーシップを発揮して仕事をしよう。
などとよく言われます。リーダーシップという言葉は世の中にありふてていますよね。
ではリーダーシップって何なのでしょうか。
リーダーシップについてはいろんな本で、たくさんの人がいろいろな見解を
述べていると思います。どれも正解だし、間違ったことは言っていないと思いますが、
ここでは以前の会社で教えてもらったことを中心に書いていきます。
店長の仕事に生かせると思っています。
一般的なリーダーシップとは
リーダーシップとは一般的に「指導力・統率力」などと表現され、目標達成のために
チームに対して行動を促すこと。この定義がよく言われることだと思います。大体の方が
これをイメージしますよね。体育会のキャプテン、部長のようなイメージです。
こう考えると私には向いてない。私は皆をグイグイ引っ張っていくようなタイプではない
からリーダーなんて無理。と思う方も多いと思います。
私が習ったリーダーシップ
以前勤務していた会社で教えてもらったリーダーシップはこんな感じです。
リーダーシップとは権威のこと。統率力のことではない。
ということでした。これは「チェーンストアのための必須単語帳」にも載っています。
私が持っていたリーダーシップのイメージと少し違うものでした。
権威があるとは、他人に敬服され、信頼されることです。
つまり、リーダーシップとは他人に信頼、尊敬され、この人ならついて行こうと
思える人になることです。このような人が組織の上に立ち、権限を与える方が組織は
うまく機能すると教えられました。
いかかでしょうか。部活のキャプテンのように元気で力強く、皆を叱咤激励しながら
先頭に立ちグイグイ引っ張る姿とは違うと思います。
もちろん権威を持つ、他人から尊敬、信頼されることは容易なことではありません。
しかし、コツコツ積み重ねれば身に付くことではないでしょうか。
かつてイメージしていたキャプテン、部長のようなリーダーシップを発揮するのは
向き不向き(先天的要素)があるような気がしますが、権威を持つことはそれより
間口が広いと思います。後天的に身に付けられるものだと思います。
まとめ
権力や権限、つまり「力」をもって組織を動かしても結局、組織はうまく動かなかったり、
不満が溜まったりします。店長も組織人ですから、時にはあまり納得できない会社からの指示でも
従い、店舗にその指示を落とし込まなければなりません。
そんな時でも、「店長が言うのなら喜んでやりますよ」という信頼関係を築ける人に
なることが大事です。それこそリーダーシップを発揮している状態ではないでしょうか。
次回は尊敬される人になる(リーダーシップを発揮できる人)になるにはどう自分を
磨けばよいか書きたいと思います。